研究成果3
(論文としてまだ未公表な成果もあります)
図 MOF 法による混じり合わない液体層の界面を横切って上昇する気泡
二流体の液体層(Liquid-1:Glycerin水溶液, Liquid-2:SiliconOil)が液々界面を介して静止している.この液体層の中を気泡が上昇していく様子を Moment-of-Fluid (MOF) 法により界面を数値的に補足し,解析を行った結果である.これは,Bonhomme ら(2012)※ の実験および数値解析を対象として,同じ条件で解析を行っている.気液々三相流れが良好に再現できること分かる
※ R. Bonhomme, J. Magnaudet, F. Duval and B. Piar, J. Fluid Mech., 707, 405 (2012).
※ R. Bonhomme, J. Magnaudet, F. Duval and B. Piar, J. Fluid Mech., 707, 405 (2012).
図 自由落下する液滴と流体層との衝突現象(液滴密度 > 流体層密度の場合)
空気中を自由落下してきた液滴が(Glycerin水溶液)が空気と接して静止している液体層(SiliconOil)に衝突する様子をMOF法により解析を行った結果である.この系では,液滴密度 > 流体層密度となっている.液滴が液体層に衝突すると,液滴とともに液体層は大きく凹み,次に液滴は反動で飛び跳ねる.その後,密度が重い液滴は,液体層中をゆっくり沈降していく.直感的には,数値解析結果は複雑現象を良好に再現しているように思えるが,実験との検証が必要である
図 自由落下する液滴と流体層との衝突現象(液滴密度 < 流体層密度の場合)
液滴密度 < 流体層密度の場合である.空気中を自由落下してきた液滴が(SiliconOil)が空気と接して静止している液体層(Glycerin水溶液)に衝突する様子をMOF法により解析を行った結果である.液滴が液体層に衝突すると,液滴とともに液体層は大きく凹み,次に液滴は反動で飛び跳ねる.その後,密度が軽い液滴は,液体層の気液界面で変形した液滴の状態で浮いている.直感的には,数値解析結果は複雑現象を良好に再現しているように思える.この系も実験との検証が必要である
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